最近は、DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)のノウハウを使ったビジネスが増えてきています。
今回は、この代表的なマーケティング手法の1つであるDRMについて解説します。
DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)とは
DRMは売り込みのみの営業手法と違って、お客様から 「何らかの反応」 をもらい、反応してくれたお客様をターゲットにするマーケティング手法です。
DRMのメリットは、これから説明する3ステップを経ることで、お客様の方から「商品を欲しい!」という状態を作り出せる点です。
押し売りすることもなく、お客様自ら、「有料でもこの商品が欲しい!」という状態にしてくれるので、非常に効率が良いビジネスになります。
DRMの3ステップ
DRMには3つのステップがあります。
それは、集客・教育・販売です。
簡単に言うと、
- Step1 集客 : お客さんを集めて、
- Step2 教育 : 購買意欲を高めて、
- Step3 販売 : 買いたい!
という状態にするということです。
DRMの成り立ち
ここで理解を深めるために、DRMの成り立ちについて少し学んでみましょう。
そもそもこのDRMは、100 年以上前からある王道的なマーケティングの一つなのです。
例えば、生産者が遠くにいる客に大豆を売りたい。しかし昔ですので手段がありません。ですから、まず卸業者に卸し、卸業者が近くのショップに卸し、最後にショップから客に売る。中間業者を挟まなければいけませんでした。(たとえば生産者が)1000円で売って、ここ(卸し)で1500円になって、ここ(ショップ)では2000円で客に売ることになっていました。
ただこれは非効率のため、当時行商をやっていたアーロンさんという人があることに気づきました。生産者から客に直接売ればいいのではないかと。生産者が1500円で売れれば、もともと1000円で売っていたのでラッキーですし、客も2000円で買っていたのが、1500円で買えるのでラッキー、win-win です。徐々にこのマーケティングが広がっていきました。
ではどのようにして、生産者が(客に)売り込んだか?
それは、手紙やチラシでした。
(当時)リストを集めるということは、客の住所を集めるということだったので、業者から名簿を買い、その住所に商品案内を送る(教育)ということをしていました。そして客は(気に入ったものがあれば)、生産者に手紙を返して注文となり、(生産者が)商品を発送して契約が完了(販売)していました。
しかし、文明が発達してくると、徐々に生産者が客に商品を告知する手段が増えてきました。たとえば、電話、ファックス。一番インパクトが大きかったのは、インターネットです。メールが出てきました。手紙も電話もお金がかかりますが、メールだとほとんどタダで送れます。
メールアドレスを取るのはそんなに難しくありません。(たとえば)プレゼントキャンペーンと謳い、登録してもらう、そしてそこに対して販売サイトのURLを載せたメールを投げ、客が買えば契約成立となります。インターネットは、リストも取りやすいし、お客も買いやすい、コストもかからないです。電話ですと、レバレッジが効かず、あまり数が打てません。しかし、メールだと(何件でも)タイムラグなしですぐにやれ、一通メールを書けば終わりのため、作業量も少ないです。とても効率がよく、広がってきました。
今の時代、インターネットとDRM の相性がいいため、DRMが非常にやりやすくなっています。これをやるのが一番いいです、コストがかからず、レバレッジがきくため、中小企業や個人事業主がやるといいです。大企業でなくてもできるという点が、DRM のすごいところです。
まとめ
DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)は代表的なマーケティングの一つである。
- 集客、教育、販売の3ステップを経る。
- 見込み客から「反応」をもらい、その見込み客のみをターゲットにする。
- そうすることで、効率よく商品を販売できる。
ここまで理解できたら、
で詳しく解説したいと思います。
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